江蘇修学旅行 無形文化遺産に囲まれた多彩な江蘇生活——江蘇茶技術

一期一会、茶禅一味。茶道は日本において長い歴史を持つ伝統文化であるが、中国の茶文化の起源は紀元前2700年以上前の神農時代までさかのぼることができる。2022年11月、中国の伝統製茶技術が世界遺産登録の申請に成功し、江蘇省にある3つの国家級無形文化遺産プロジェクトへも共同参加している。

 雨花茶製造技術

南京を訪れると、ゆったりとした時間の中で温和で上品な雨花茶を味わうことができる。雨花茶は中国の十大銘茶の一つであり、中国の炒青類緑茶針形製造の先駆けとして知られ、中国の緑茶製造技術の最高水準を代表している。雨花茶の製造過程には、摘み取り、広げる、殺青、揉み込む、形を整えて乾燥させる、精製、焙煎などの工程が含まれており、製造された茶葉は細くて丸く、光沢があり、尖った形状は優雅で美しく、茶湯の色は明るく、茶の香りは爽やかで濃厚な味わいがある。Tips体験地:

雨花茶文化園:南京市溧水区晶橋鎮芮家村

碧螺春製造技術

蘇州太湖洞庭山では、碧螺春の柔らか甘さを堪能する事ができる。碧螺春は中国の四大銘茶の一つであり、摘み取り、選別、広げる、殺青、揉み込む、団にする、毫を立てる、乾燥など多くの工程を経て完成し仕上がった碧螺春は美しい形状で、艶やかな色合い、濃厚な香りと芳醇な味わいが一体となってい。碧螺春を淹れる際には、まず沸騰したお湯を茶碗に注ぎ、しばらく待ってから茶葉を入れ。茶葉碗の底に沈んだまま浮かび上がらない特徴を持っており、これこそが碧螺春の特徴となっているTips体験地:

蘇州東山観光地:蘇州市呉中区莫厘路近所

富春茶点製作技術

揚州は歴史と文化に彩られた名高い都市であり、国内外で評判の高い富春製茶の技術を生み出した。1921年に誕生した「桂龍珠」というお茶は、浙江の龍井茶や安徽の桂鎮茶、そして富春園で育まれた独自の竹蘭をブレンドし、茶職人たちが丹精込めて香りを引き出している。また、「お取り寄せ」と言われる元来茶菓子であったものは、三鼎包や翡翠焼売、メラレウカ油餅などの定番から始まり、富春の「古きを継承せず古きを残さない」という信念により、その後、料理や宴席へと発展してきた。

Tips体験地:

富春茶社:揚州市広陵区国慶路勝橋35号

寄稿者:江蘇観光(日本)ピーアールセンター

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