夏の小さな町・恵安で「蛍光の海」を見よう

福建には、清新で芸術的、静かで素朴な小さな町・恵安があ。ここは魅力的な生活の息吹に満ちており、福建南部で最も美しい海を擁してい。厦門から高速鉄道で約0.5時間で到着する

未開発の恵女湾は、地元で人気の海スポットだ。午後の長い砂浜にはほとんど人がおらず、澄んだ海水と潮風だけが広がっている。

4月から8月の夜には、幻想的な「青い涙(ブルーティアーズ)」が見られるかもしれない。波が寄せるたびに、きらめく蛍光が点滅し、手ですくえば微光を感じ、星の川を踏みしめながら走り、海の究極のロマンを体感できる。

ここには600年以上の歴史を持つ古城・崇武古城も佇んでいる。中国で最も完璧な石造りの古城の一つで、城壁の上を歩けば、歴史ある石造りの寺社を遠望でき、最高所の灯台に登れば、古城と海が一体となった景色を一望できる。

古城から1時間ほど車を走らせると、海上に浮かぶ寺院がある。「海に生まれた寺、寺から海を観る」というこの寺院は、一本の橋で陸地とつながっており、海に囲まれている。寺院を散策しながら海風を感じ、目を上げれば紺碧の海が広がる。

恵安の大岞漁村はあまり知られていないが、原始的な漁村の風情を残している。ここには福建三大漁女の一つである恵安女が暮らしており、笠をかぶり、頭巾を巻いて、魚を売ったり、網を修繕したりする姿からは、独特で美しい「恵女精神」が感じられる。

人混みを避けて、恵安の海辺を散策しよう。麺線糊を飲み、四果湯を味わえば、時間がゆっくりと流れていく。

TIPS

恵安へは、厦門から高速鉄道で約0.5時間(恵安駅下車)、または泉州晋江国際空港から移動することも可能だ。

おすすめルート:
DAY1:風車島—小岞美術館
DAY2:大岞村—崇武古城—西沙湾
DAY3:月亮湾—亀山湾

おすすめグルメ:

阿偉魚巻
住所:海門村海馬巷34号
予算:¥60

鄭典地瓜粉団
住所:中山北街207号
予算:¥30

涂寨肉粽店
住所:涂寨鎮四岔路口学興街51号店
予算:¥20

泉州麺線糊
住所:東霞路398号
予算:¥20

 

寄稿者:明子


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