蘇州園林と日本庭園

中国の園林芸術は世界的に高い評価を受けており、唐宋時代には朝鮮や日本に伝わり、直接的な影響を与えた。

蘇州園林は中国園林の典範であり、写意山水の高度な芸術手法で知られている。造園者は高い文化修養を持ち、詩や绘画に通じ、造園においては詩を題材とし、絵画を基にして、水を引いて池を作り、土を盛って山を築き、花木を植えることで、詩情画意に満ちた景観を創り出した。それゆえ、蘇州園林は「無声の詩、立体の絵」とも称される。

古代の歴史において、中国は日本の主要な文化の源であり、両国の園林には共通点と類似性がある。蘇州園林と日本庭園はいずれも自然山水園であり、全体のレイアウトには明確な軸線が見られず、道は蜿蜒曲折している。これは東洋の園林が西洋の園林と異なる共通の特徴だ。また、両者は共に精緻さを追求しており、造園者は自然を縮小して一寸の中に収め、そこに情感を込めることに専念している。

日本の造園の巨匠であり、日本庭園研究会の会長である吉河功氏は、蘇州園林に非常に魅了され、30年間にわたり66回も蘇州を訪れ、園林を巡り、20万枚の作品を撮影し続けている。彼は中日両国の園林文化の互鑑と繁栄を推進し続けている。

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蘇州

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寄稿者:江蘇観光(日本)ピーアールセンター


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