重慶は立体的な都市で、最も立体的なところは交通だというのは、空間を極限までに利用できるからだ。そのため重慶は「8D立体」とよく呼ばれている。重慶では、道に迷うのが普通で、ナビゲーションは利かなくなるのもよくある。復雑に入り組んだ道路網は、無数のドライバーに恐れを知らせ、地上と地下両方向へのアクセスは、観光客に究極のスリルを味わわせている。

01ビルを貫通するモノレール

重慶に来たら、ほとんどの人は一度にジェットコースターのようなモノレールを体験するだろう。絶壁、急カーブ、さらにビルを通り抜けること。列車が都市を通り抜け、山林へ遠ざって行くことが見られる。

02長江ロープウェイ

スリルに満ちたモノレールを体験した後、「万里長江第一の空中回廊」である長江ロープウェイに乗ってみないか。もともとは重慶の住民が川を渡る交通手段だが、空を滑空して渡ることができ、周囲の美しい景色を楽しむことができるので、観光客にも人気がある。ロープウェーに乗って景色を鑑賞すると同時に、都市背景のなかにある美しい風景にもなる。

03融僑半島陸橋

重慶は中国の橋の都であり、世界中のすべて復雑なインターチェンジのラインは、ここで見ることができる。「命を落とすロータリー」と言われる融僑半島陸橋が割合有名な方である。極めて珍しい全方位720°のロータリーは、遠くから見れば三段建大きなロータリーのようで、そのスリルに人々は辟易するだろう。

04黄桷坪陸橋

運転手をもっとも狂わせたのは、全世界を征服した黄桷坪の陸橋である。この陸橋はナビゲーションを狂わせることができ、一歩間違えると重慶の日帰り旅行になるかもしれない。上下五階、八つの方向に密接に繫がっている二十数本のインターチェンジは、層を重ねて開き、隙間なく分布している血管のように異なる方向へ引き伸ばしている。運転手が慎み深く、通行する人は目が回る…

05波公路

旋回し交差するインターチェンジに加えて、重慶の山中公路も極めて素晴らしい。巴南の境界石には、300メートルの波の公路があり、とても面白い。この道で運転すると、上り坂と下り坂がずっと続き、波の上でボートに乗っているような、なんだか人生の浮き沈みのような感じがする。

重慶は「魔の都」とも呼ばれ、最もマジックなものは建築である。重慶のマジック印象は、どこにでもある「奇抜な」建築にある。山に沿って建てられた高床式の家屋、奇妙な形をした「箸ビル」、奇妙な傾斜している百メートルビル…無数の奇妙な幻想的な建築物が重慶でしっくりと併存していて、人はあっけにとられ、口々に褒めそやす。

01洪崖洞

重慶のシンボルと言ったら、人々はまず洪崖洞を思い浮かべるだろう。巴渝地区の最も特色のある高床式の家屋は山の勢いによって建てられて、重慶のインフルエンサー中の写真映えの名所となった。

夜になると灯が点され、その幻想的なシーンは、まるで空中の楼閣のように美しく、『千と千尋の神隠し』のモデルとなった場所のようである。

02国泰芸術館

重慶市の中心部で、最も人々を引きつける奇妙な建物は「国泰芸術中心」ではないだろうか。その外観は無数の箸を並べたように、青空の背景の下にひときわ目立つ。

独特の造形、奇抜な風格、真っ赤な色調に、通り過ぎる人は誰もが見ずにはいられない。

03石宝寨仏塔

石宝寨仏塔は長江の北岸に位置して、重慶の「江上の明珠」である。仏塔は山にそって建てられ、遠くから見ると山の体に嵌まっているようである。これは世界無二の全木質の宝塔で、百年の風雨を経ても形を崩さず、重慶長江沿岸の最も信仰のある地方の一つになっている。

04湖広会館

湖広会館は林立する現代の高層ビルの中にある珍しい明清の古跡である。歴史の大きな流れがすべてを席巻する時、湖広会館は重慶の密かな隅に隠れて、独自に時間を驚かさせている。高く反った屋根と明るい黄色の壁が、共に重慶の特色のマジック落差を作り出し、階上に立って眺めると、目に入ったのは古今の過ぎ去る歴史と時間、思わず万感胸に迫る。

05クラウンエスカレーター

クラウンエスカレーターは長さ112メートルで、アジア2番目に長いものである。一般的なデパートのエレベーターと違い、クラウンエスカレーターを一回乗ると2分30秒をかかる。エレベーターの入り口から見ても、一目で終わりが見えない。険しい勾配のエスカレーターに乗っていると、足がぶるぶる震える。

実際には、マジック8Dに加えて、重慶には一線都市のファッションと繁栄もある。

市井の古風な老街があり、才能抜群の民間芸術家もいる。

緑が生い茂る隠れ家もあれば、絶景の自然もある。

素朴でホスピタリティのあるさわやかな市民もいれば、涎を垂らせる美食もある。

重慶のすばらしさとサプライズはまだ多くあるので、あなたの一つ一つの「解錠」を待っている！