雪が積もる長白山、氷点下20℃の仙境

1年365日のうち、長白山は200日以上も雪と氷の中に立っており、古書には「禽獣皆白」と記載されている。長白山は一年中雪が積もり、毎年9月から翌年の6月までずっと冬である。積もった雪が山頂を覆い、天池の表面が凍っていて、氷のような青い湖水は雪山を囲んでいる。天池のほか、水墨画のような雪村、火山の氷瀑が一面に広がっている望白鳥、朝鮮を見渡せる長白県、アジア最高のスキー場、雪原の火山地熱温泉、仙気に満ちる樹海雪原…これらはすべて長白山と密接に関係し、すべてが大雪の中で一層際立つ。

長白山

天池

観光客の70%は天池の全貌を見てないと言われていて、何度訪ねても思い通りにならない人もいるらしい。天池の全貌を一望することが長白山旅行者にとって最大の願いとなったのは、そのためだ。

長白山滝

落差68メートルの長白山滝は、「東北一の滝」とも呼ばれている。地下に熱湯が湧き出るため、寒さで全部氷瀑になることがなく、その代わりに氷の上を絶え間なく流れる奇観を呈している。

途中、ある有名な温泉群を通り過ぎていて、そこは雲と霧が立ち上がり、湯気も上がっている。食いしん坊にとって、一番気になるのはやはりここの温泉卵である。寒冷のためか、温泉卵は柔らかくて、とても美味しい。

露水河ー国立森林公園

霧氷、俗称樹氷。露水河では、朝早く起きなくても、樹氷の美しさを楽しむことができる。早朝の樹氷の遊歩道は最高の静寂と心を感動させる美しさを持ち、太陽の光に照らされた世界はクリスタルのように透き通って見える。十里ほどの土地が氷につつまれた、ほとほと流れる水、立ちこめる水霧、雪樹銀花、人々を驚嘆させる。四季折々凍らない不凍河には冬季の漂流もあり、両岸にある樹氷を見ながら下河道を流れる体験を一度してみないか。

老里克湖ー樹海雪原

毎年の10月から、老里克湖は真っ白な大雪に覆われる。ここの雪の量は極めて大きく、平均厚さ1メートル以上で、深い所では3、5メートルもあり、雪が積もる期間は6-7ヶ月にも及ぶ。原始林はいつも人々を魅了させることができ、特に雪が降った後、さまざまな動物の足跡は雪野に遍く行き渡る。時々動物が生息する雪の洞窟を発見し、ひと筋の熱気が立ち上っていることを見ることができる。

望白鳥ー十五の溝

望白鳥山は火山の遺跡で、遠くから首を上げている白鳥のように見えるから「望白鳥」と名付けられている。主峰の周囲は奇岩が立ち並び、古木が天にそびえ、長白山の主峰の真っ白な雪と互いに引き立て合っている。冬になると、ここの滝はすべて凍られ、壮観で独特な火山氷瀑を形成している。

雪村ー松嶺

雪村は百数十戸の家しかなくて、静かで、素朴な村である。冬になると、雪が松嶺の田んぼ、山嶺、屋根や木のまたを覆い、まるで雪の村のように一面と真っ白になり、人間生活の煙も立ち上っている。

このようなシンプルで綺麗な景色に、写真家や絵画の愛好家たちが引きつけられてここへ押し寄せている。松嶺についての写真作品は中国国内で知名度がとても高いため、松嶺を「関外雪村——水墨松嶺」と誉められている。雪村に出入りする緑の汽車を乗って、レトロな車両が雪の世界に入る時は、雪国の列車を感じさせる。

錦江木屋村ー東北の民俗風情

錦江木屋村は自然に形成された村で、80年近くの歴史があり、今まで発見された中で最も保護された木屋群落で、「中国最後の木屋村落」と言われている。雪に覆われた時の景色は大変美しく、東北の民俗風情を色濃く感じられる。

万達リゾートー雪の楽園

万達リゾートは長白山の西麓に位置して、ここは世界のトップクラスのスキーコース、室内の恒温水上楽園、屋外の雪公園を持っていて、風情のある小鎮、地熱の温泉、4つ星と5つ星のホテルなどがある。

ここのスキー場は、北緯41度のゴールデンスキーリゾートに位置し、雪の期間が6ヶ月に及び、積雪1メートル以上、雪の質が柔らかくて、復数の初、中、高級のスキーコースがあるため、「港湾式スキー場」と誉められて、多くのスキーヤーの気に入りの場所となった。更にここはお年寄りと子供のために雪のアトラクションを設けられていて、雪の坂道、雪の列車、氷上自転車など20種類余りの種目がある。

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