憧れのゆとり感、中国の汕頭市で見つけた

中国の潮汕地域における重要な都市である広東省汕頭市は、おいしい食べ物と美しい景色を備えた古い海辺の都市である。

汕頭に来たら、ぜひ牛肉を食べてみてね!牛肉鍋、牛肉団子など牛肉を使うごちそうは食欲をそそる。汕頭の人々は牛肉にとてもこだわりがあり、牛肉の種類も体の隅々まで洗練されており、特別な名前と食べ方がある。

ガチョウの煮込みも汕頭の名物である。ガチョウの足、腸、肝、肉、羽が盛られた大皿が目の前に置かれ、香りが鼻をつく。ふっくらとした肉に濃厚なマリネが絡み、口当たりはまろやかで柔らかく、余韻も長く続く。

十分に飲み食いした後は、汕頭の美しい海の景色を堪能しに行こう!汕頭は中国本土で唯一内湾を持つ都市で、数百キロに及ぶ黄金色の海岸線は、日本の海景とはまた違った趣がある。

南澳島は広東省唯一の島県であり、汕頭最大の島である。汕頭からはタクシーかバスで行くことができる。あまり知られていないゆえにここはせっかくの静かな場所となっている。青い海と青い空、漁村の風情が残る南澳島は、昔ながらの姿を今に伝えている。

あまり遠くに行きたくない場合は、汕頭市の海辺の遊歩道に行き、「オレンジの海」に沈む夕日を鑑賞することもできる。ここの夕暮れはオレンジソーダのようで、のんびりとした雰囲気の中で写真を撮ると、リラックスして夢心地になる。時間があれば、汕頭のフェリーに乗って、船上で日暮れを迎えることもできる。

汕頭の街歩きで避けて通れないのが小公園だ。小公園は公園ではなく、中国最大で最も保存状態の良いアーケード街である。休日には、「英歌舞」(演劇や舞踊、武術が一体となった民間舞踊)などのパフォーマンスが上演され、街に賑やかで活気の雰囲気を添えている。

都市生活は優雅でのんびりしており、人文的な意味合いは壮大で奥深い。汕頭では、北回帰線に沈む南澳島の夕日だけでも、人々を魅了するのに十分である。

寄稿者:桜子


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