中国には、これまで見たことのない不思議な地形があり、草木や墨色の岩が入り交じって生えている壮麗な景観がある。中に入ると、まるでエキゾチックな惑星の中にいるような気分になる。ここには古くて神秘的な自然奇観を持ち、これは「中国地質のバミューダ」と呼ばれる場所————墨石公園である。
中国の墨石公園景勝地は、国家4A級の観光地であり、地質科学の普及センターでもあって、ケサル王の発祥の地の一つである。ここは中国唯一の高原石林の景観を持ち、観光、体験、科学考察、科学の普及などの価値を集めた多元化の景勝地である。
その独特な変成岩景観は世界的にもまれで、世界的にも珍しいマイロナイト石林がある。高いところに立つと、不思議な山と石の迫力を感じ取り、石林の中に入っていくと真正面から物凄く圧迫感に当たり、ここを行き来すると、不思議な世界を振り返りながら、大自然の神技の凄さを実感する。
三国の曹操の詩に、「東のかた碣石に臨み、以て滄海を観る、水は何ぞ澹澹たる、山島竦峙たり」というのがある。その場にいるだけで、特に実感が湧く。墨石公園を眺め、山の中に海があって、広々としている波濤を見る;墨石公園に近づき、山石のそびえ立つ姿を仰ぎ、雄大で変幻自在である;墨石公園の中に入れば、現世から引退して、異国の世界に入ったようで、星空だけが変わらない。
公園を散策すると、一歩で宇宙へ出たかのように、石林が幾重にも重なり、様々な形をなしている。ここの石林は、神が人間に撒いた絵の具箱のようで、春は淡い灰色と淡い青色であって、新しく生まれたかのようで、夏と秋になると青黒い石林に変わり、まるで銀の山のようで、冬になると石林全体が神秘的な青いヴェールに包まれ、真っ白な雪と相まって、仙境のようだ。
墨石公園遊覧の豆知識:
1、中国墨石公園景勝地は四川省甘孜州道孚八美鎮卡瑪村と中古村の境界に位置して、中国で最も美しい景観大道318国道の核心に位置し、丹巴美人谷、康定新都橋、雅江康巴漢子村など有名な景勝地に隣接している。
2、美しい草原、婉曲な湿地、奇異な墨石、特色の民家、高原の花の海、金色の秋、白塔聖寺、日の出と日没の8つの奇観がある。
3、景勝地全体の色は灰の黒色なので、クールな服装がおすすめであり、白または灰色系の服装も大丈夫だ。写真映えの最も良いスポットは枯れ木の骨の溝と星の桟道の二つだ。
4、開場時間:朝9時から入場可能 所用時間:2〜3時間
5、標高:3500メートルくらい
寄稿者:Traveling_in中国