武陵源の氷と雪、銀色の冬の仙境

武陵源の冬は最も魅力的で、都市部で雨が降ると見えた時、山上の景勝地ではすでに雪が降っている。山の上と下の気温差は5度から6度まである。只今、防寒服を着て山へに行こう。

張家界の武陵源はその特殊な地理と構造のため、毎年とても長い時間にわたってきらびやかな雲海を観賞することができる。冬の雲海は雪に挟まれて、無限に変化し、幻想的で、秀麗で軽妙な形を広げている。雲海に奇なる松、山の峰などが互いに照り映え、際立たせ、実は虚と相まって、動きの中に静止があり、静止の中からまた動き出す、冬の仙境のような絵が描かれている。

武陵源に入ると、最初のストップはもちろん張家界国家森林公園を欠かせない。張家界国家森林公園の自然風景は聳え立つ奇峰、奥深い谷、密集した森林で構成されている。3000座以上の奇峰がまるで人、獣、物器のような形をしていて、生き生きとして壮大な勢いを呈している。雪が降ると、景勝地の中心は薄い銀色の服を被らせたように、典型的なカルスト地形に相まって、冬の霧と雪の天気が、様々な形をする石峰林とそびえ立つ石柱に幾分かの神秘さを加えながら、その独特な魅力を際立たせた。この場に来ないとこの素晴らしい景色を十分に味わうことができないのだ。

それから冬の天子山景区を散歩する。天子山ロープウェイに乗っていて、ケーブルカーの中で、視界が段々とぼやけて来て、最後の視界は5メートル足らずになってしまう。両側の石柱や峰が少しずつもっと低い位置へ移動するため、中に座る人に仙境に上りつめている感じを与える。ケーブルカーから降りると、深い霧が目の前のすべてを覆い尽くし、山の頂にはとても厚い雪が積もり、葉っぱの枯れ落ちた枝の上に透明な霧氷ができて、水晶珊瑚のような美しい景色に驚かせた。

張家界の雪景色を観賞し、撮影する最も良い位置は天子閣の屋上であり、最も良い撮影対象は天子閣から眺めた御筆峰と周囲に林立する群峰である。昼になると雲は日光とよそ風に追い払われ、真っ青な空に変わる。峰、石柱、樹氷などはこの心を奪われるような青色に引き立てられて、この恵まれた地形が一層美しく見える。

臥竜嶺から下山して十里画廊に至るまでの道中、冬の雪景色と秋の紅葉が次々と現れて、訪れる人は驚かずにいられない。武陵源で冬の始まりと秋の終わりを同時に見ることができて、「一つの山に四季があって、十里の距離に異なる日が差す」という言葉は、武陵源景区の山の上と下の異なる気候と景観の特徴に対する鋭い要約だ。天子山の風光は、一言でまとめると「原始的な風景、自然の美」になる。その景観の全ては、生まれつきの完全形で、人の手が施した痕跡など何もない。ここは山と水が綺麗だけでなく、素朴な民風、珍しい民俗、風味独特な民族食品が観光客の皆様を待っている。

張家界の雪景色は、まるで人間にある仙境のようで、その美しさは人々の心を動かす。山の峰は雪の中で更に厳しい勢いを呈し、険しい石英砂岩の英姿が輝き、上品で、幾重なる雲と霧は衣の裾のようにひらひらと舞い出す。雲濤、月の輝、霞、冬の雪という張家界の四大絶景は厳冬の中で一層人々の心を魅了する。夜になると、トゥチャ族のまきの山を囲い、香ばしいトゥチャ族のベーコンを味わい、感動的な民謡を聴く。舞う雪をお供にし、激昂する太鼓のリズムに従い、トゥチャ族の手を振る踊りを踊って、なんと愉快な体験だろう!

画像|吾輩の靴はどこだい?-蘇江撮影

画像|冬の猿-李祥金撮影

「奇峰三千、秀水八百」は仙境の武陵源を形容する言葉である。このような冬の美しい景色があって、早速休みを利用して、「花鳥風月」を友とし、張家界武陵源に旅へ出よう!

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