西安、シルクロード時代から賑わう街、おすすめスポットガイド

西安、かつての長安とも呼ばれる、"世界の歴史的名城"であり、中国の四大古都の一つである。そして、東方のシルクロードの起点だ。千年の古都を巡り、全盛期の長安を探索し、大唐の最初の都市の豪華さを堪能しよう!

Day1 到着 ― 西安城壁エリア ― 永興坊 ― 西安の鐘楼と鼓楼

西安城壁は、世界で最も歴史のある、最も大きな、保存状態が最も完璧な古代の城壁建築だ。城壁に登れば、古都の風華を一望できる。

永興坊は城壁の東側にあり、唐代の百八坊の一つで、現在は「非物質文化遺産の食文化」をテーマにしたエリアだ。伝統文化と陝西の特色ある料理が集まっている。

その後、鐘楼と鼓楼に向かうことになる。これらは数百年にわたり、遠くから見ると特に夜が降りると、ライトアップされて非常に壮観だ。

Day2 秦始皇陵博物院(兵馬俑) ― 華清宮

2日目は、臨潼地区に行ってみよう!秦始皇帝の兵馬俑については聞いたことがある人も多いだろう。それは「世界第八の不思議」と称され、世界の奇跡と文化遺産であり、非凡な歴史的価値を持っている。

これらの兵馬俑は千差万別で、手の込んだ作りで、髪の毛ははっきりと見え、細部まで完璧だと言えるだろう。兵馬俑を見学した後は、手作りで兵馬俑を体験し、職人の心を感じることができる。

華清宮は山に依り寄せ、兵馬俑に近接している。この唐代の皇家庭園は、唐玄宗と楊貴妃の愛の物語で知られている。ここで、大規模な実景歴史舞台「長恨歌」を没入体験できる。

Day3 大明宮国家遺跡公園 ― 西安博物院(小雁塔) ― 大唐不夜城

大明宮は「中国の宮殿建築の最高傑作」と呼ばれ、今では災害を経て大明宮国家遺跡公園となっている。

小雁塔は、博物館、名勝古跡、都市の庭園が一体となった博物館で、貴重な文化財、千年の古塔、小雁塔の朝の鐘、庭園の景観で知られている。

夜になると、大雁塔北広場に行って音楽噴水を見ることができる。その後、漢服を着て大唐不夜城を散策。ここには唐代の古風な建物やストリートパフォーマンスがあり、開かれ、包摂的でロマンチックな大唐文化の雰囲気が漂っている。

Day4 袁家村 ― 秦風苑 ― 回民街

袁家村は生活の趣味にあふれ、両側には店舗や工房がびっしりと並んでいる。風味豊かなグルメを楽しみ、骨董品等もあり、中国の非物質文化と伝統的な民俗の特色を理解する事が出来るようになっている。

午後は市内に戻り、秦風苑で秦腔、影戯などの非物質文化プロジェクトを観賞。秦腔は中国漢族最古の劇の一つであり、豊富な演技技術で、陝西の人々の大胆で自信に満ち、広大な姿勢を示している。

夜になれば回民街に行ってみまよう。道路の両側には多くの美食店があり、羊肉泡饃、肉夾馍など、約300種類の特色ある味わい深いグルメが並んでいる。芳香が漂い、忘れがたい食べ歩き体験になるだろう。

Day5 大唐西市博物館 ― 帰路

最後の日の午前中に大唐西市博物館を訪れ、この館はシルクロードの東方起点である唐長安城西市の遺跡の上に建てられている。唐代の西市遺跡は現在、シルクロード上に残る商業遺跡の中で唯一のものである。

古今を通じてシルクロードを知り、これは中国と世界他地域との商業ルート、文明交流の道である。

西安の風雲物語は黄河の勢いに連れられて押し寄せ、ここの一瓦一瓦、一木一本には歴史のしわが刻まれている。千年の歴史を味わうために西安を訪れてみよう。

寄稿者:菜々子さん

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