徐州:漢風そよそよ、精彩と邂逅

5000年以上の文明史を持つ徐州は嘗て「華夏九州」の一つで、江蘇省内における最も歴史の長い都市である。五つの省の接点に位置し、南北を繋がる要衝だから、古来よりここは兵家が争奪戦を繰り返す舞台となっていた。独特な軍事的地位は、この町に伝説的な歴史色彩を染めた。「九朝帝王徐州籍(九の王朝の帝王が徐州出身)」、徐州は龍のような傑出した人が輩出する優れた地である。

劉邦の故郷、漢王朝の発足地として、徐州には「漢代三絶」の漢墓、漢兵馬俑、漢画像石遺跡が沢山残されている。漢墓だけでも、200基以上ある。規模の大きい獅子山楚王陵もあり、東方「ピラミッド」と謳われる亀山漢墓もあり、また歌風台、抜剣泉、戯馬台等数多くの遺跡もある。徐州博物館に秘蔵されている金縷衣、前漢楽舞俑等国宝級の文化財は、全世界に漢文化の輝かしさを驚嘆させる。今では、徐州のあちらこちらに、漢歌、漢楽や漢舞を鑑賞すること、漢服を着ること、漢賦を吟詠すること、漢宴を味わうことは徐々に市民生活の中の流行となりつつある。国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)漢風はこの古城の魅力を更に向上させた。

漢文化に潤され、徐州の山水も雄渾な色彩を表している。馬陵山、雲龍湖等に、色んな伝説が秘められ、見つけてくれる人を待っている。各地の味を取り入れた徐州料理は、魅力的な古城の俗っぽさを伝えている。多彩な無形文化遺産は、この歴史の古い大地において代々伝承される生活の芸術を表している。徐州と出会ったら、精彩が一杯だ!

寄稿者:江蘇観光(日本)ピーアールセンター

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