1995年生まれの青年は、壁に絵を描くことで雲南省の小さな村を有名にした

麗江市永勝県程海鎮を歩いていると、「君の名は」や「となりのトトロ」など、色とりどりの壁画があちこちで見られる。1995年生まれの壁画家、劉小備氏のこれらの作品は、雲南省の田舎をおとぎ話に変えており、多くの人々がこれらの絵と一緒に写真を撮るために何千キロも離れたところからやってきた。

劉さんはどのようにして田舎でおとぎ話を創作したのだろうか。一緒に見てみよう。

「落書きしてるの?」

2020年半ば、私は絵の具や画材の箱を持って故郷に戻った。村のどの壁も、おそらく子供の頃に通った場所であり、ここで絵が描けると思うとやる気が湧いてきた。

ただし、外壁塗装は基本的に1週間ほどかかる工事だ。まだ一部しか描いていないのに、多くの人が不安になり、私が無駄のことをしているのではないかと心配することもあった。ある時、ドラゴンを描いていたのだが、おじいさんに「家でどうやってドラゴンを制御できるの?私を呪っているの?」と、その絵を消すようと言われた。

その結果、私は初期のコミュニケーションにもっと気を配るようになり、村人たちにどのようなスタイルを望んでいるのか、何がタブーなのかを何度も確認するようになった。お年寄りの好きそうな題材から、少しずつ自分の創作を取り入れていった。

「スタート!」

ある日、ある古い店の前を通りかかったとき、ふと昔の居酒屋のことを思い出した。マスターに相談したところ、私の提案を快諾してくれた。私は特別に村のおじいさんを呼んで文字を刻むのを手伝ってもらった。こうして、古めかしい雑貨屋が誕生した。

また、工事が始まる前に、おじいさんが壁の前の小さな木が絵を邪魔するのを心配して、それを切り倒そうとしたかっただが、私は不安になって、おじいさんに「切らないでほしい」と頼んだ。田舎の最も貴重な財産は生態系であり、私は自分の創造物のためにそれを破壊したくない。そこで、その木の後ろにもっと大きな木を描き、木と絵が自然に溶け込むようにした。

 

さらに、花旦、鶴、パンダなど、伝統的な文化要素を自然の田園風景に融合させ、村人たちにも愛されている。

「田舎には色が必要だ」

それぞれの絵を描くにつれて、私は村の人たちとますます親しくになり、絵を描く壁がないことを心配する必要がなくなった。お年寄りだけでなく、村の子供たちにも特に気を配っていた。実際、彼らのアイデアによる作品がたくさんある。

子供たちはパンダや宮崎駿先生のアニメ映画が好きで、そばで私が絵を描くのを見るのも好きだ。彼らを見ていると、私はよく昔の自分を思い出す。壁画をしっかり学ぶために、あちこちで働いてお金を稼ぎ、正式に画家になったのは2015年の後半だった。

田舎には色と芸術が必要だが、試してみる人はあまりいない。私の絵が村の子供たちに窓を開き、外の世界と触れ合い、美への憧れを保つできるようにすることができれば、私も意味を見つけた。

寄稿者: 絵を描くコちゃん

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