四川パンダスポット+1!綿陽中華ジャイアントパンダ苑がオープン

12月29日、綿陽中華ジャイアントパンダ園(中国ジャイアントパンダ保護研究センター綿陽基地)が一般公開のお試し運営を開始した。

四川省の新たなパンダ観賞スポットとして、この基地は5つの機能エリアと54棟の飼育舎を整備し、現在20頭のパンダが順調に新居に移り住み、環境に順応している。パンダ群の年齢層は4歳から27歳まで幅広く、4頭の老齢個体、12頭の成体、4頭の亜成体が含まれる豪華な顔ぶれだ。北欧から帰国した「華豹」「金宝宝」、優雅な姿で人気を博した「冰宝」、五輪スター「福娃」、そして「功労母」の称号を持つ「草草」などが名を連ねている。

「氷仔」ちゃんと「氷宝」ちゃん

 福娃ちゃん

飼育員によると、「華豹」と「金宝宝」は新しい家に到着した当初は臆病だったが、今では完全に順応している。「華豹」の食欲は驚異的で体重は127キロに達し、食事を制限しなければ糞の量は簡単に20キロ以上に達する。「金宝宝」は活発で、草の斜面を転がるだけでなく、機嫌が悪い時にはエンリッチメント用の支柱を折って溝に投げ込むこともある。隣の双子の兄弟「氷仔」と「氷宝」はわずか4歳で、特に「氷宝」は長い四肢と優雅な体つきで多くのファンを獲得している。

金宝宝ちゃん

誼誼ちゃん

基地のハードウェア設備は非常に充実しており、空調や換気システムを備え、室内の温度と湿度を一定に保っている。医療救助センターはさらに、最高水準の総合病院の基準に基づいて建設され、野生動物救助の支援範囲をより広範な地域に拡大している。傾斜地の高低差を活用し、異なる屋外エリアにいるジャイアントパンダが互いに見渡せる距離で交流しながらも、互いに干渉しないよう配慮されている。さらに、基地ではレッサーパンダやキンシコウなどの共生動物のための飼育施設も併設し、園内の生物多様性を豊かにしている。

特筆すべきは、綿陽が全国で野生ジャイアントパンダの分布が最も多い地域であり、野生個体数は418頭で、世界全体の22.4%を占める。野生ジャイアントパンダの個体数が最も多く、密度が最も高く、遺伝的多様性が最も豊かで、生息地の質が最も優れている地域である。

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