泣くのは早い!シャンシャンが帰っても中国に会いに行けばいいんだ

日本の旅を終えたジャイアントパンダのシャンシャンは2月21日、中国への帰途に正式についた。東京成田空港から空路で四川省成都の双流国際空港に到着したシャンシャンは、帰国後まもなく四川省雅安碧峰峡基地に送られる見込みだ。東京上野動物園のシャンシャンの対外公開は2月19日が最後日となった。

シャンシャンが生まれるまで、東京パンダ界のスターは彼女のお父さんとお母さんだったが、シャンシャンの誕生と同時に彼女はスター中のスターになってしまった。シャンシャンのことを自分の子どもの同然に思い、その誕生から彼女の成長を見守ってきた多くのファンは、中国出発を前に思わず涙を流していた。ひょっとしたらあなたもシャンシャンの熱烈なファンかもしれない。

元気いっぱいのシャンシャンはたしかに活発で愛おしい。彼女は中国に帰ってしまったが、しかし顔を見に遊びに行くことは可能だ。それに中国パンダの都——成都にはパンダを見ることができる場所がほかにもたくさんあるのだ。

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地ーー中国AAAA級の観光区

国家AAAA級の観光区成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は、世界でも有名なジャイアントパンダ域外保護基地、科学研究・繁殖基地、教育普及基地、教育観光基地を備えた施設である。

青々と連なる山々、鏡のように美しく広がる水。林の木々が風にざわめき、様々な鳥たちがさえずるここは「国宝たちの自然の天国、私たちにとっては桃源郷だ」と褒め讃えられている。

基地内では近距離でパンダを見ることができるほか、パンダの秘密に科学的に迫ったり、ジャイアントパンダ博物館など、パンダを知る助けになる科学教育スポットがある。さらに楽しく学べるジャイアントパンダ魅力劇場は子どもたちから根強い人気を集めている。

住所:成都市成華区外北熊猫大道1375号

チケット:27元から、児童は無料

都江堰熊猫谷(パンダバレー)ーージャイアントパンダ野性化復帰基地

自然と気候の条件にとりわけ恵まれているここは、竹が木陰を作り、渓流がさらさらと流れ、鳥の歌声と花の香りに満ちていて、豊富多様な動植物を擁する。まさにジャイアントパンダ野生復帰のための天然基地である。

青々とした山に囲まれた緑、水辺、陽光と竹林のなか、おっとり可愛らしい国宝たちや利口で活発なレッサーパンダたちが、忙しくて気疲れする都市生活にうんざりした人々と一緒に静かで安らかなひと時を一緒に過ごしてくれる。

住所:成都市都江堰市玉堂街道白馬村

チケット:27元から

都江堰・中華ジャイアントパンダ苑ジャイアントパンダ国内外交流の本拠地

都江堰・中華ジャイアントパンダ苑(元・熊猫楽園)はジャイアントパンダ研究を展開するための国内外交流・協力の拠点である。また、国内唯一のジャイアントパンダの疾病予防・野外救護を主とする科学研究機構でもある。

施設は自然の山水の間に位置する。園内の木陰の小道をゆっくりと歩くと、まるで多雨林に身をおいている気分になる。

ここではジャイアントパンダのリハビリ風景を見ることができる。また、基地の一般社会向け教育活動ではジャイアントパンダ保護に関する知識を学び、その生活環境を理解することができる。ジャイアントパンダや大自然と親密に触れ合える場所である。

住所:成都市都江堰市青城山鎮大三路22号

チケット:29元から

臥龍中華ジャイアントパンダ苑ーー世界一流のジャイアントパンダ研究センター

臥龍中華ジャイアントパンダ苑・神樹坪基地は、ジャイアントパンダの飼育、繁殖、研究、野生復帰訓練・研究、そして一般社会向け教育とハイエンド科学観察を集積・一体化した、世界一流のジャイアントパンダ研究センターである。

基地はジャイアントパンダ飼育、野生火トレーニング、そして野生動物に関する一般社会向け教育の3大エリアに分かれている。ジャイアントパンダ飼育舎59室、科学教育センター、室内飼育のジャイアントパンダを野性化するための訓練エリアなどがセットになったハード面の設備を備えている。

ほかにもここには臥龍自然・地震博物館がある。元・中国臥龍ジャイアントパンダ博物館を改築することで、臥龍の地震と復興を記録し、また邛崃きょうらい山系の自然生態・資源を展示している。楽しみながら学んで、そしてパンダを見る。学習研究の実践に行くには絶対におすすめの場所である。

住所:アバ・チベット族チャン族自治州汶川県臥龍自然保護区耿達鎮

チケット:85元

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