超高層ビル上で撮影、都会頂点の新しい視覚的体験

近年、のんびり暮らせて、活力に満ち、詩情あふれる成都は、急速な発展に伴い、多くの超高層ビルが建設され、都会の風景を捉えたカメラマンが集まっている。彼らは都市の中で最高点を探し、ビルに登って、俯瞰の角度で都市の美景を記録した。私はこのような「ルーフトッパー」(Rooftopper、超高層ビル上で写真を撮る人のこと)で、成都の頂点に立って、新しい視覚体験を感じたいと思っている。

01「橫看成嶺側成峰」、異なる視野の成都風景

私の超高層ビル上で撮影することは2017年に始まり、成都天紫界は撮影の最初のビルだった。忘れられないのは、屋上に着いてから、多くの人が先に到着して撮影を始めたことに気づいたことだ。空は暗くなり、明かりの下で、都会は優しくなり、ビルと空が互いに映え、郭沫若の詩「天上的街市」のようになった。

そして、私はこの特別な視野での撮影が好きになり、毎日ビルに登って撮影していつた。異なる視点から撮影することで、その美しさを知ることができる。成都で雪山を眺める日は、春節よりもにぎやかだ。海抜6250メートルの幺妹峰と成都市が一つの写真の中に現れたのを見て、人々はやっと分かって、「窓含西嶺千秋雪」は杜甫の誇張した描写ではなく、成都の千年前から独特な美しさだ。だから、私はいくつかの机位に満足していないで、「成都を撮り尽くす」という気持ちを抱いて、絶えずもっと高いビルに登って、新しい視点を探している。

02「氷塞川」や「雪満山」はビルを登る心を阻むことができない

私は同じ趣味の友達を7人知って、私たちは異なる場所で働いて、良い撮影場所を共有することができる。より多くの「ルーフトッパー」を集めるために、私たちは2018年秋にCHAPA(成都高空撮影連盟)を設立した。その後、ますます多くの「ルーフトッパー」が連盟微信群に入り、彼らの撮影日常をグループで共有するようになった。私ももう一人でビルに登るのではなく、やっと自分のチームを見つけた。

今まで、成都のほとんどのビルは私たちに撮影されてきた。旧市街でも、多くの高層ビルがある城南でも、私たちは無料機位で撮影したことがあり、最高級機位で撮影したこともある。夕陽の時に撮影し、霧の時にも撮影し、ライトショー、花火ショーを背景にしたり、都市の俯瞰図だけを撮影したり、高層ビルを雪山と一緒に撮影したり、異なる視点、天気、背景が写真に記録されている。

03 街の中で成都の美しい景色を撮影する

だから、ビルを登る以外に、私も街の景色を撮る。特に成都の高空撮影時間(一般的には5月〜9月)を過ぎると、晴れの日の回数が少なくなり、天気の視程も悪くなり、街の風景を撮影するのがより良い選択だ。成都の歴史文化は悠久で、寛窄巷子、人民公園、錦里古街、あるいは普通の亭前橋頭は、街の景色を撮影する良い場所である。十分な忍耐力があれば、気に入る写真が撮れる。

私が一番忘れられない写真は、文殊院紅墙で撮った「爺孫楽」だ。晴れた日の午後、文殊院紅墙の近くで街の風景を撮影したが、2時間待っても気に入る写真が撮れなかった。引き返そうとしていると、お爺さんと孫が通りかかり、お爺さんが孫を抱いているのを見て、孫が道端の石彫りの猿を見て、手を伸ばして、彼が石彫りに触れそうになった瞬間、私はシャッターを押した。笑顔が素敵なお爺さんと孫、「輩輩封侯」を意味する石彫りの猿、身の回りの紅墙、そして金色の「人」字、すべてがとても調和がとれているように見える。この写真は多くの雑誌に掲載されたことがあるが、成都の生活の幸せは、その街の景色の中にあり、その笑顔の中にあると思う。

04 「守得雲開見月明」、都会中の感動的な時刻

成都の変化は急速で、わずか20年の間に「内城」から常住人口2000万人以上の大都市になった。ここ数年、私はビルに登って撮影し、都市と共生し、成都の発展を目撃してきた。ドローンの普及に伴い、私はビル上で撮影しながら、この都市を空撮で記録し始めた。これは私に新しい視覚体験だけでなく、自分の視野を広げ、より多くの異なる成都の美しい景色を見せてくれた。

暇な時は、私も他の都市に行ってビルに登って撮影して、それぞれの都市の頂点には、それぞれの景色と楽しみがある。私は同じようにビルに登って写真を撮るのが好きな友人たちに感謝している。私が知らない都市にいると、彼らが私を助けてくれ、道を教えてくれた。たぶんこれがビルを登って撮影する魅力と意義で、私は多くの友達を知って、多くの重要な瞬間を記録して、多くの高空の下で都会の独特な景色を見た。もちろん、最大の収穫はビルを登って撮影している間に、私は妻に出会った。ビルを登ることに対して、私たちは共通の話題を持っている。良い写真を撮るのは容易ではないが、天気、機位、時間などの要素のほかに、忍耐力が必要だ。私はずっとビルに登って撮影することを堅持して、「守得雲開見月明」を信じて、ビルに登って撮影することはきっともっと良い未来を迎えることができる。

寄稿者:生活番組

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