中華の優れた伝統文化は代々伝えられてきた。そのなかに見られる。強さ、忍耐、集中力は中華民族の精神の一部だ。
蘇州の絹について知りたいなら、シルク博物館に行かないといけない。銭小萍先生(国家級の無形文化遺産の宋錦織り技術の代表的な伝承者)は『宋仁宗皇后の座像』という古書に基づいて、皇后の服を復元した。近くで見ると、優雅で素晴らしい。
一番簡単な単体緯糸織り機からとても複雑な宋錦織り機まで、人がどうやっ我慢したか、煩わしさに耐えたか、、心の中の一番美しい景色を持って、いろんな梭の飛びを通して、細い糸のような平面に描いたか、それは想像できない。
実は、この古い織り技術の裏にあるすべての工程は精密な「コード」だ。何千もの糸がどうやって交わるか、少しでも間違えると大きく違う。このとても複雑な「織りプログラム」の中で、織り工には芸術の素養だけでなく、厳密な空間的思考と、そして繊細な論理的思考も求められるのだ。
敬畏の心で、天地の間にある最高のものを、毎日見ても喜ぶような物に変えて、心を養う。蘇州人の「忍耐」は自律ではなく、外部世界から得るために辛抱する努力でもない。この「忍耐」は、そもそも最初から煩わしさなど存在しない心を、さらにゆっくりと静めていく一種の生き方だ。この生き方から流れ出る「精神」は、蘇州の美食、庭園、戯曲、服飾などあらゆる面に栄養を与えている。
複雑な芸術生活とシンプルな日常生活の間、理性的なハイテクと感性的な文化の間、生存の苦しさと生活の優雅さの間……これらの二元的な対立は、蘇州絹の「両面刺繍」のように、蘇州では完璧に融合している。
蘇州シルク巡り完全攻略
1、蘇州シルク博物館には歴史館、現代館、少年科学館、桑梓苑と絹織り機械展示室、錢小萍シルク文化芸術館の六つの展示区がある。
住所:江蘇省蘇州市姑蘇区人民路2001号(地下鉄4号線北寺塔駅5番出口から徒歩390m)
開館時間:9:00-17:00(16:00までに入場)、月曜休館
入場料:無料
2、蘇州平江路、山塘街などにはシルクのチャイナドレスや蘇州刺繍の扇子など豊富なシルク製品の販売店がある。