保山市は中国で数少ない温泉がある街で、地下から湧き出る温泉を見ることが出来ます。今でも多くの昔ながらの姿を見ることができる、2000年の歴史を持つ街となっている。
また、ここは以前中国で最初にコーヒーの生産が始まった場所でもあり、1950年代頃は世界に向けて輸出をしていたほど有名なコーヒーが作られていた。
01 古朴な古鎮
板橋古鎮
板橋古鎮はかつて南方シルクロードの重要な宿場として発展した場所で、長い歴史の中「梅花古渡」「北津煙柳」「板橋孔道」と様々な名前で呼ばれてきた。貴重な歴史文化遺跡が沢山あり青龍街、北津街などの旧道の沿道には釘掌舗、万家祖祠、馬家大院などの歴史的建造物が今でも残っている。また炭火土釜で作る伝統的なケーキも有名で雲南省の名物の一つとなっている。
和順古鎮
和順古鎮は600年の歴史を持つ小さな町で、坂道が多く、曲がりくねった路地と古くから残る石の階段が、この街の歴史表している。 ここにある和順図書館は「中国最大の田舎の図書館」と呼ばれ、中国と西洋を結合した建築様式を採用し、様々な著名人のエピグラムがある事でも有名だ。
02 爽やかな風景
大竹壩
高麗貢山の西麓には、大竹壩という小さな村があり、騰沖県の街105km、ミャンマー国境から10kmという場所にあるこの村では、村民の住居の屋根に中国国旗が掲げられ草原の風景と相まって美しい光景を創っている。大自然がもたらす寧静、森、草原、川、牛羊と全てが調和した美しい場所となっている。
北海湿地
北海湿地は中国唯一の湿地保護区であり、様々な渡り鳥の天国でもある。四方を山に囲まれ、青々とした草が一面の芝生のように水面に漂い、特別な「小草島」を形成し、風に揺れるヨシもあり、落ち着いて心地よい。裸足で踏むと、アラジンの魔法絨毯を踏むような奇妙な感覚になります。毎年4~5月は北海で最も美しい季節で、色とりどりの蘭が水の中で咲いて、目を奪うほど鮮やかである。
畳水川の滝
畳水川の滝は都市のにぎやかな喧騒に隠れており、車の多い大通りや街に近い、「都市にある滝」として知られている。滝の高さは46メートル、両側の崖には奇妙な柱状節理群が並び、川の水は30メートル以上の高岩から落ち、音が大きく、水しぶきが飛び散って、「彈弓を使わずに散る」の景観を形成している。
火山国立公園
高黎貢山腹には、約100の火山が分布しており、そのうち97のは騰沖火山国立公園内にあり、面積は1000平方キロ以上に達し、規模が大きく、保存が完全で、中国火山群のトップに位置している。騰沖県城に近い打鷹山は「小富士山」と呼ばれ、その火山の外形は日本の富士山と極めて似ており、遠くから眺めると、山には野の花が咲いており、山下の湖水が澄んでいる。
03 リゾート
高黎貢山
高黎貢山山脈は公認された世界で最も生物多様性が豊富な地域であり、「生命のノアの方舟」、「世界自然博物館」、「世界物種遺伝子庫」などの美称があり、高黎貢山山脈は5種類の異なる自然景観をカバーしており、これは中国の自然保護区内ではとても珍しい。樹齢280年以上の「世界杜鵑花花王」があり、花の木全体の敷地面積は500平方メートルである。
司莫拉佤族村
「司莫拉」とは、佤語で「幸せな場所」を意味する。500年以上の歴史を持つ佤族の村落であり、民族文化が完全に保存されている原生態古寨である。村落は山に基づいて建てられ、内には湿地、森林、竹海、棚田、湧水があり、村は面積は大きくないが、至る所に絶景がある。
新寨コーヒー荘園
新寨村は「中国コーヒー第一村」と呼ばれ、荘園では毎年3千トン以上のコーヒーが生産され、空気の中にもコーヒーの香りが漂っている。新寨コーヒー荘園はもともと荒廃した庭を利用し、2つの庭で作られていた。建築家の黎華は4年の歳月と、76万枚のレンガを使って、この古い建物を再構築し、このような歴史的な雰囲気を持つ2000㎡のコーヒー荘園を再現した。
04 保山のグルメ
河図大焼
河図大焼は、皮がパリパリで肉が柔らかく、テレビでも取り上げあられるほどの名物料理で、保山で最も有名なグルメの一つでもある。
騰沖大救駕
大救駕は保山騰沖の特色あるグルメで、餌塊(米の粉で作った雲南の食品)を小さな薄切りにして、酸菜、タマゴ、ハム、青菜などの具材を使って、餌塊と一緒に炒めるだけのシンプルな料理ですが、濃厚な味噌の香りと、豊かな食感が特徴である。
稀豆粉
稀豆粉は地元グルメの中でも最も地元色のあるもので、地元の人が非常に好むだけでなく、観光客にも大人気でとなっている。稀豆粉は「その日に作ってその日に食べる」ことにこだわっている。
騰沖土鍋子
土鍋子は雲南省騰沖地区の特色のある火鍋で、この土鍋は主に1汁6菜で、土陶鍋を使って、弱火で3、4時間ゆっくりして作られ、このようにして作られた料理は、旨味たっぷりで複雑な味わいとなっています。
現在、保山に高速鉄道が開通しており、大理から1時間で行く事ができる。
—「レンタカーを借りて旅行圏を回る」より