「のりの郷」霞浦を歩き、暖かくて気持ちよい

この古くて美しい土地は海、砂浜、島、青い山を育んだ。ここが霞浦である。風景はその名前のように美しくて、またきらめく真珠のように、福建の東海の岸辺にはめ込んでいる。

ここに来て初めて気づいた。この海辺の町にこんなにもたくさんの遊び方が隠されている! 

/のりの収獲を見に海へ出る/

霞浦は中国ののりの郷で、国内ののりの3分の1がここで生産されている。ここは農業の生産ラインであると同時に、ユニークな旅の風景ラインでもある。朝早く起きて海に出てみないと、のりがこのように生えて、こんなふうに刈り取られていることを知る由もない。

/海上の日の出と日没を待つ/

島の日の出は、心から早く起きたくなるほど美しいものだ。太陽の光は、空も海も赤く染まり、それがほどけるころには、砂浜にとまっていた漁船も、潮に乗って海へ出ていく。

日没の太陽は穏やかな雰囲気を表しているようで、夕日の限りなく良いことを感嘆させる。地元の人の話によると、日没の潮干と出逢えば、艶やかな砂浜が見えるそうである。

/海鮮を探しに地元の市場へ/

市場は都市生活の集結地であり、売り声と駆け引きの声は左右の二チャンネルに満ちていて、隅々までが生活の小劇場である。海浜市場は地元の海鮮集散の市場で、県都の住宅地にあり、砂浜の埠頭にも近いので、食材の新鮮さで商売が繁盛している。港に着いたばかりのホタテ、イワナ、ズワイガニ、サザエ、イガイ、エビなど様々な魚介類が揃っていて、値段も大変安い。

写真合格率と言ったら、霞浦は撮影スポットだらけだ!

/北岐/

霞浦最大規模ののり養殖場
北岐は霞浦県都から最も近い撮影スポットである。ここには霞浦最大規模ののり養殖場があり、網がたくさんかかっていて、その重なり合う姿は大変壮観なものだ。最も有名なのは虎柄の砂浜まだら模様と、砂浜一面に広がる竿影、人影、船影であり、海辺の一筋の山沿い小道は日の出を撮影する絶好のスポットである。

/小皓砂浜/

光と影が混じり合う砂浜の創造者

写真家は霞浦の砂浜の風景が大好きで、小皓砂浜は定番の撮影スポットの一つである。ここでは順光、逆光の砂浜や海上養殖、稚魚すくいなどの作業風景を撮ることができる。

/下尾島/

風と岩石からなるアート展

下尾島は広がっていく半島であり、村から歩いて20分ほどで一番海に近い場所に着く。潮干の時間帯だけにこの巨大な岩穴の中に入ることができ、その中から自然に枠付けられた海が見える。現在、下の岩場に直通する桟道ができていて、至る所が飾り立てない芸術品ばかりである。

/東安島/

「海上ベネチア」

「海上ベネチア」と呼ばれる東安漁排は、数十万個の油タンクと数百個の木の家で構成された巨大の海上漁排(海上建築、養魚基地、漁民の家等の集積)で、まるで海の上に建設された町のようで、風景に光と影の美を与え、非常に迫力がある。

/半月里/

畲(シェ)族文化村

半月形の山湾に位置するこの村は、美しいのは畲寨の建物だけでなく、村全体の畲族の雰囲気が豊かなのである。畲族が代々ここで暮らし、懸命に働き、心を込めて生活しているこそ、村の姿を留めているのである。

味それぞれが、閩東海域の美味しさと新鮮さと創意との絶妙なコンビネーション

/霞浦のり/

のりの養殖は難しくて、適した水温、水質が必要で、少しでも汚染されたら収獲できなくなる。霞浦は自然環境と気候条件に恵まれているため、口当たりの良い柔らかい霞浦のりを育てた。

/鍋辺糊/

この料理は海の情熱が込められている。米粉のペーストを鍋の淵に薄く貼り付けて作る。粉は細くて味がしっかりしていて、粉皮は弾力あって破れにくく、スープは濃いが脂っこくない、カキは歯応えがあり、口に入れるとほんの少しの甘味が残る。

/三沙つみれ/

三沙つみれの色は白くてきらきらしていて、中身はごりごりして柔らかくて弾力があり、出汁は新鮮で食欲をそそる。つみれはボリュームがあり、味がしっかりしていて歯ごたえがあり、豚骨スープのコク、カリフラワーの薄味とキグチのやわらかさで飽きないほど美味しい。

/三沙閩南糊/

「閩南糊」は寄せ集める料理で、外側の皮は少し焦げているが、中に貝、エビ、肉のみじん切り、シイタケ、タマネギなどが包まれていて、柔らかくて歯ざわりがよい。

/サツマイモカップ/

名物軽食と言えば、霞浦の人は必ず府前路巷口のサツマイモカップを思い浮かべるだろう。新鮮なサツマイモと小麦粉で練られた皮をカップの形にして、中にも味付けた豚ひき肉をたっぷり入れて蒸して仕上げる。異なる食感が融合したサツマイモカップは、多くの出郷した霞浦人の懐かしい味であり、故郷への思いも込められている!

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