66,000エーカーの翠竹を有し、新鮮な空気が流れる緑の避暑地。また20マイル以上も延々とする石の海の奇観があり、そして国内最大のお酒醸造拠点もここにある。四川省、雲南省、貴州省の合流点に位置し、金沙江、岷江、長江の交差点という好立地を占めしているのは、まさに「万古長江一の城」、「中国お酒の都」、「中国竹の都」として知られる四川宜賓である。
01 宜賓では竹の森と山の群れを鑑賞すべき
蜀南竹海
蜀南竹海は、400種類以上の竹を揃えている世界最大の天然竹林景勝地である。どんな季節にたどり着いても絶好な竹海の景色が見られる。翡翠長廊と仙寓硐はここの景勝地として広く知られており、蜀南竹海の風景を存分に楽しむのに最適な場所になる。
紅岩山
紅岩山景勝地の森林被覆率は80%と高く、山が森に覆われ、非常に壮観。地は赤いダンシャ地形で、とても見に行く価値がある。おまけに、山の中には七仙湖が隠されており、山に囲まれ、周りは翠竹で、とても静かて神秘的。
興文石海
興文石海には、20マイル以上にわたって広がる石の海奇観がある。カルスト地形によって形成されたこの奇妙な石の海では、エキゾチックな惑星の神秘を体験でき、簡単にインスタ映え写真を撮れる。この景勝地で最も見逃せないのは「大元宝」(中国古代の一種貨幣の形をしておる)であり、標高や差があるため自然に形成されており、「天下一の大漏斗」ともいわれ、その景観は極めて壮観である。
02 宜賓で万里長江一の古鎮に行ってみる
席子巷
席子巷は、李荘古鎮で保存状況が最も良い古代の路地であり、かつては四川省で最も美しい古代通りトップ10に評価されたことがある。清朝初期(1636年-1912年)に建てられた古い通りで、全体が揃えて木造の二階建てになり、歴史やお時間に浴びたとしても、状態よく保存されている。李荘古鎮の代表的な風景になる。
恵光寺
恵光寺の面積は2,200平方メートル。大山門、劇楼、前堂、後堂、廂房(翼室)から2棟四合院風の古代建築であり、「川南名刹」と評されている。「李荘四絶」の一つである九龍石碑が恵光寺に保存され、この九龍石碑は長さ2.7メートル、高さ1.3メートルで、恵光寺の中でも代表作な石彫である。
螺旋殿
中国有名な建築家である梁思成は李荘にいたとき、「李荘四絶」の一つに挙げ、作品著書に書いている。彼の作品『中国建築史』にも収録されていて、中には「優れた梁と柱の仕組みは世界中でも誇るほど優秀な作品だ」と記載されている。
螺旋殿の平面は八角形で、外側から見ると3階建てで、内側から見るとまさか2階建てになる。内部構造は絶妙で、力学を上手く生かし、同時代の建物の中にはほとんど比べるものがないのだ。
03 宜賓でお酒香り溢れる江湖風骨を感じよう
五粮液(ゴリョウエキ)酒工場
宜賓は五粮液の発祥地。そして、五粮液酒工場は世界最大のお酒醸造拠点であるため、宜賓はまた「中国お酒の都」という美称もある。五粮液酒工場には、中国古典式庭園安楽亭、工業建築スタイルの03511映画・テレビホールなど、美しい観光スポットがたくさん点在している…
冠英古街
三江口の隣にある冠英古街は、宜賓人によく知られている通りである。古風で静かであり、1日3食、及び日常生活をここで済ませる宜賓人も多くいる。夜に入ると、冠英古街はまた別の光景になる。夜市に行き、グルメを食べ、ショッピングをし、一日も働いて溜まった疲れを解消し、ロマンでカラフルなナイトライフを楽しもう。
04 「美味しい」宜賓
宜賓燃麺
燃麺は油多く水なし、乾燥していて、火をつけるとすぐに燃えてしまう為、燃麺と名付けた。もやし、細かいごま油、八角、山椒など多くの具材が使用され、辛くて爽やかな感触になる。
李荘白肉
紙のように軽く、わずか2 mmの厚さのお肉のスライスは、ポン酢をつけて口に入れると、滑らかでやわらかい極上のお肉が味わえるのだ。
眉毛酥
宜賓の眉毛酥は既に150年以上の歴史がある。眉毛の形にちなんで名付けられ、外皮はパリッとした香りよく、中の餡はちょうどいい甘さだ。
宜賓バーベキュー
宜賓バーベキューは、串で数を計算するのではなく、一握りでカウントするのだ。江湖風骨はここから見られる。焼きながらソースをつけて、煙の中に香りが広がる。
この小さな町宜賓には、流れる3つの川、険しい山、五粮液、燃麺があり、そして、まだまだ探索する価値のある宝物がいっぱいある。何人かの友達を呼んで、一緒に旅でも行こう。
—「レンタカーを借りて旅行圏を回る」より