中国にも「猫の島」がある。猫たちと触れ合おう!

確かに日本には有名な猫の島があるが、中国でも知らず知らずのうちに多くの猫の島が増えた。猫たちの爪跡を追って、人間と猫が自由で調和した共生のモデルを見つけましょう。

上海猫島、野良猫たちに一つの「家」


浦東新区老港鎮には、臨港新エリアに隣接し、30ムー余りの広さを持つ公益基地がある。この基地は文化、娯楽、教育、宣伝を一体化したもので、「ペット番」と呼ばれ、上海で最初の都市の野良動物の精緻な管理を実践するモデルとなる公共教育基地として位置付けられている。2022年9月4日、「ペット番」は正式にオープンした。

「ペット番」の中心には、野良猫に生活保障を提供するための猫島がある。これは複数の社会基金会と組織が共同で設立した敷地約1ムーの人工島である。

猫の島は四方を水に囲まれ、自然の原風景が保たれている。自然の魅力を保ちつつ、猫たちの生活に必要な施設も設けられている。また、専門のスタッフが猫の餌を提供したり、猫砂を交換したり、猫の健康状態をチェックしたりしている。ここは猫と人間の共通の「桃源郷」であり、野良猫やここを訪れる観光客にとっては、都会の喧騒から離れて静寂なひと時を過ごせる場所である。

現在、猫の島にいる猫はすべて様々なルートで送られてきて、基地に引き取った野良猫である。ここに到着した子猫たちは、スタッフが管理し、世話をする。半歳になると、不妊手術が行われる。1匹の野良猫の不妊費用は200元前後で、慈善企業や公益基金会がこれを負担している。

上海市城市野良猫管理センターの査振良責任者は、「我々は以前からTNR(捕獲、不妊、放し飼いのモデル)を無料で提供しています。これは、世界的に認められた野良猫の科学的な管理方法です。繁殖を抑えることで、関連問題も緩和されるからです」と紹介した。猫の島を設立した目的は、野良猫に住む場所を提供するだけでなく、里親の家に猫を引き渡すスタート地点になることも期待されている。

「阿拉寵公益プラットフォーム」の情報によると、「猫の島」は定期的に開放され、一般の人々が島に訪れて公益活動に参加する機会を提供している。島の野良猫たちと交流することもでき、関心のある人に里親になるための申請も行っている。

住所:上海市浦東新区玉蘭路3号

予約:一度に島に到着する人数には制限がありますので、興味がある場合は「阿拉寵公益プラットフォーム」の公式アカウントをフォローしてください。この公式アカウントは毎週月曜日に猫の島の週末イベント情報と予約方法が発信されます。

厦門鼓浪嶼「中国初代の猫の島」


中国の初代の猫島といえば、間違いなく厦門鼓浪嶼である。文芸的で清新でロマンチックな雰囲気がその特徴であり、碧い海と青空、緑の樹木と赤いレンガ、鼓浪嶼には大小さまざまな古い別荘が1200軒以上あり、中国の近代史の証人であり、猫たちの楽園でもある。

猫たちが「軒先を飛ぶ」とか「屋根を突く」のは日常の光景だ。鼓浪嶼にはほとんど車がないので、猫たちは「交通事故」の心配もなく自由に散歩することができる。ここでは人々が猫をとても愛しており、どの店舗に入っても「店長」猫をいく匹を見かけることができ、彼らはおやつを手に入るために一生懸命「勤めている」。

淮安肥猫島「大人気のジャイアント緑猫がここにいる」


最新の人気猫島と言えば、江蘇省淮安の肥猫島を外せない。淮安の白馬湖にある「三島奇遇記」景勝地には、肥猫島、豚鼠(モルモット)島、白馬島の三つの島があり、景勝地の総面積は5.5万平方メートルである。肥猫島は最も広くて、全国初の猫の公益テーマ島として作られている。

肥猫島では、野良猫が主役となっていて、ここでは猫との交流に関する様々な科学的な知識が提供されていて、ここに訪れる人々に生命の意義をより深く感じさせる。島で最も注目を集めているのはジャイアント緑猫である。2020年にこの島が完成すると共に、この猫が存在している。長さは30メートル、高さは8メートルの緑猫は、眠りに落ちていて、体を半分くねらせ、足の白い肉球を見せて、心地よさとのんびり感を漂わせている。

人間と自然の調和は、口先で語られる壮大な物語ではなく、一つひとつの小さな行動の中に施され、呼吸のように自然に行われるものである。

寄稿者:四方天地

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