デジタルノマドな若者が集まるアウトドアな安吉が面白い!浙江省湖州市安吉県

若い人たちは詩や仕事、アイデア、自由などを持って、行きたいところに行きたがる。地域に関係なく、もっと住みやすい場所へ行き、そして都会に縛られずに、もっと広いところに行くのだ。

「帰郷青年」とデジタル遊民には、いくつかの共通性がある。つまり、世間が制定した桎梏を脱して、より美しい場所で自分になる。

最近、デジタル遊民たちは新しい場所--浙江省安吉へ行く。

田舎でコミュニティを作る

安吉県は浙江省の東北部にあり、白茶と竹で有名になり、中国で最も美しい村の一つである。杭州から1時間ほど、上海から2.5時間ほどの距離だ。車が行き交う大都市に住む多くの人は、週末や長期休暇になると安吉に来て、数日間「神様の日々」を過ごす。

このように美しくて居心地の良い場所には、ますます多くの才能のある若者が集まってきた。DNA安吉デジタル遊民公社が完成すると、国内のデジタル遊民は噂を聞いて、みんな安吉に引っ越してきた。

デジタル遊民が最も重視するものはライフスタイルだ。ネットのあるところであれば、パソコンを持って行き、旅行、仕事、新しい友だちづくりの全てが一気にできる。デジタル遊民の中には、「地理現金化」という概念を推奨する人も少なくない。簡単に言えば、大都市の会社でお金を稼ぎながら、より消費レベルの低い、住みやすい場所で暮らすということだ。

安吉はデジタル遊民のニーズに合っている。安吉には一面の緑の海があって、風が吹くと竹林に音がする。ここに住む人々の生活は簡単で穏やかである。一部のデジタル遊民の社交能力が強くて、村人の家に行って飯を作ってもらったり、村人の仕事を手伝ったり、一緒にしゃべたりしている。パソコンを置けば、すぐ簡素な田舎の生活に入れる。

プログラマー、フリーライター、デザイナー、翻訳者などが安吉で展示会や新聞を手がけ、若者の活力やアイデアを田舎に広めている。大都市の生活と違って、ここに集うデジタル遊民たちは、それぞれの仕事以外にも、生活を楽しみながら、共同でコミュニティを作っている。

安吉での暮らしはどう?

デジタル遊民たちは安吉で働きながら生活している。同時に世界と密接な連結も絶っていない。彼らは田舎、田園、林、澄んだ空気の中で、土地とつながり、そして大都市の賑わい、昇進や昇給、住宅ローンや自動車ローンから安全な距離を保っている。

さまざまな人が集まり、お互いに支え合ったり、力になったりしている。フリーランスの通訳Deng Sirは、これまでの都市生活には、人と人との関系が冷たくて、有効な社交が欠けていると言う。しかし田舎に戻ってから生活は素晴らしくなった。みんなが自主的にインスピレーションとアイデアを村に持ち込み、一緒に楽しみ、更に一緒に起業することもある。

安吉は、他のデジタル遊民が好むところと同じく、低コストで、安全で、通信速度が良くて、自然環境も美しい。村で部屋を借りると、空間が広くて、価格はもっと安い。食事は新鮮でバリエーションがあり、価格もとても納得できる。

私たちも安吉で価値を見出す

 周辺の都市の人々は安吉に行くのも好きだ。自然に親しみながら、友人や親戚が集まり、ストレスや悩みから解放する……デジタル遊民でなくても、同じような楽しみ方ができる。

 「竹の郷」である安吉に行ったら、中国の大竹の海に行くべきだ。ここは第73回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『グリーン・デスティニー』の撮影地だ。竹の海を散歩すると、強情で自慢の玉嬌竜は私達にそう遠くないように感じる。玉嬌竜の精神は、ちょうど私たちが議論する自由や生命の意義を求める新しい生活様式に関連している。田舎に住んでも、リラックスに来ても、自分の生活では「誠実に自分になる」のだ。

「中国親子旅行第一県」の安吉では、竹の海を見る以外に、さらに多くの楽しみがある。中国竹の博覧園で大小のパンダを見たり、田園嘉楽比でお茶を摘んだりして、年齢層に関係なく適している。無形文化財が好きなら、龍王製紙無形文化展示館で製紙の工程を見学することや、年画を体験するなどもできる。ここで歴史と現実が奇妙に溶け合い、全てが文化的な旅行体験になるのだ。

龍王製紙無形文化財展示館・年画体験

安吉は「長三角キャンプ」とも呼ばれ、半島キャンプ村、霊渓公園シティキャンプ、松林湖キャンプ、小杭坑キャンプなどがキャンプサービスを提供している。昼間、日光は葉の中から降り注ぎ、親友や家族を誘い、田舎で楽しむことができる。夜になると、頭上には星の海が広がり、世界はまるで自分しかいないように静かだ。

夏には一緒に山と川をさすらいましょう!仙龍峡漂流(ドリフト)、天目山漂流、蔵竜百滝漂流、十八道湾漂流、竜王山峡谷漂流、引竜峡漂流……などがある。漂流しながら楽しく叫び、沢山の水上アトラクションを思う存分に体験できる。深谷と幽林の間で思いを馳せ、大自然にも近づく。

時間のある時、安吉のような美しい田舎に足を運んでみてください。新しい生活のヒントを得ることができるかもしれない。

寄稿者:旅行者

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